学科長よりご挨拶


<「ひと」に寄り添い,「その人らしい生活と生き方」を実現する>

 生活の質が問われる現代において,ご本人の価値観に寄り添った介入を実施することができる作業療法は,今後ますます医療・保健・福祉領域で活躍が期待される専門職です。

 作業療法は,対象となる方の日常生活や社会生活の中で「こうなりたい」「こういうことがしたい」といった,ご本人の希望を可能にするため,様々な活動を用いて,身体・精神機能の向上,必要な技能の獲得,心理的な変化に向けた介入を行い,病気や怪我による後遺症が残っても,ご本人の希望するその人らしい生活が可能になるような支援を行います。 

 本学では,こころやからだに障がいを抱えた方,もしくは抱える可能性がある方への対応を,医学的知識を基盤とした上で,作業療法の専門知識を身に付け,作業療法を通して「その人らしい生活と生き方の実現」を支援できる作業療法士を育成します。

「ひと」に寄り添い,その人らしい豊かな生活の再構築に向けて 

 作業療法士は,歩く,食べる,人と話す,仕事や遊び,楽しみなど私達の生活に関わること全て,生活そのものを,その人らしくご自身で出来るよう,対象となる方と共に考え,共に歩む仕事です。作業療法士の仕事には,様々な治療法・介入法がありますが,私たちが最も重要だと考えていること,それは,ひとの「こころ」を動かすこと,その人自身のモチベーションを高めてその人らしい生活を再獲得していただくことがあります。

 4年間の大学生活の中で,多くの人とかかわり,多くのことを学び,多くの経験を積み重ね,ひとの「こころ」を動かすことができる,高いコミュニケーションスキルを身に付けてください。身に付けたコミュニケーションスキルは,作業療法士としてだけでなく,皆さんが社会に出た時に一人の人として,大いに役立つスキルになると思います。

作業療法学科長  堀田 和司

茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科
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